浅草の年の瀬と、羽子板に込める想い
投稿日: 投稿者:健司宮田

年の瀬が近づくと、浅草の街はどこか空気が変わります。
冷たい風の中にも、人の気配と賑わい、そして新しい年を迎える高揚感が漂いはじめます。
年末に開催される浅草の「羽子板市」は、そんな師走の風物詩のひとつです。
羽子板は、古くから
**「女の子が生まれたら正月に飾る縁起物」**とされ、
羽で“厄を跳ね返す”ことから、健やかな成長を願う守りとして親しまれてきました。
単なる飾りではなく、家族の想いが込められた、日本ならではの文化です。
箱長では、毎年この羽子板市に合わせて
その年の干支をあしらった小さな羽子板を作り続けています。
桐のやさしさと木目込みの彩りを活かした、箱長らしい羽子板です。
中には、
「毎年ひとつずつ集めているんです」
とおっしゃるお客様も少なくありません。
干支の羽子板を一年、また一年と揃え、
気づけば十二支が並び、そこにご家族の歴史が重なっていく。
そんな姿を見るたび、ものづくりをしていて本当に良かったと感じます。
以前、あるお客様がこう話してくださいました。
「娘が生まれた年に買った羽子板から始まって、
今では孫の分まで揃いました。毎年飾るたびに、その年の出来事を思い出すんです」
羽子板は、厄を払うだけでなく、思い出を重ねていく存在なのだと教えられました。
年末年始、浅草は初詣や羽子板市で多くの方が訪れます。
箱長は、その賑わいの中で年末年始も休まず営業しています。
初詣の帰りに、羽子板市を楽しんだあとに、
ぜひふらりとお立ち寄りください。
今年の干支を迎える一枚。
これから先の歳月を一緒に並べていく一枚。
箱長の干支の羽子板が、
皆さまの暮らしとご縁を静かに見守る存在になれば幸いです。
https://hakocho.shop/products/2024%E5%B9%B4-%E8%B1%86%E7%BE%BD%E5%AD%90%E6%9D%BF-%E8%BE%B0%E3%81%9F%E3%81%A4
