「伝統と誇りを支える特注桐箱――おすべらかし用桐箱、箱長で受注」
投稿日: 投稿者:健司宮田

浅草で長年ご愛顧いただいている葛屋「コマチ」さんより、非常に光栄なご注文をいただきました。
ご依頼はなんと、大垂髪「おすべらかし」の髪飾りを納めるための特注桐箱です。
この「おすべらかし」とは、江戸時代の大奥や宮中の女性たちが結っていた、格式高い伝統髪型のこと。髪をなめらかに整え、艶やかに結い上げるその様式は、現在でも皇室行事や日本文化の重要な儀式などで見ることができます。
そんな「おすべらかし」の道具を丁寧に収納するための桐箱。
どこに相談しても「難しい」と断られてしまい、最終的に箱長なら作れるだろうと、わざわざご連絡をくださったそうです。
そしてさらに驚いたのが、この桐箱は宮内庁に納められるものだということ。
日本の伝統を担うその一端を、箱長の技でお手伝いできることを、心から誇りに思います。
コマチさんからは、「これから先は、桐製品は全部箱長さんにお願いしますね」と温かいお言葉もいただきました。
私たち箱長は、桐製品ならどんなものでもご相談いただけます。
木目込みや布地貼りの技術を活かした美しい装飾品から、特注の収納箱まで、お客様の“想い”を形にするものづくりを大切にしています。
特注品、少量からの製作も可能です。
伝統を守るお手伝いができることに、感謝を込めて――。
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