「箱長 × 辻屋 夜の語らいが生んだ、老舗同士の挑戦」
投稿日: 投稿者:健司宮田

実は、このコラボレーションは突然生まれたものではありません。
辻屋さんの番頭さんとは、全国各地で開催される百貨店の物産展でご一緒する機会がたくさんあります。
昼間はそれぞれのお店で接客に励み、閉店後には「今日もお疲れ様でした」と盃を交わしながら、ものづくりや商売の話に花を咲かせます。
「こんな商品があったら面白いね。」
「浅草の職人同士だからこそ、できることがあるんじゃないか。」
そんな何気ない会話を重ねるうちに、お互いの技術を生かしたコラボレーションの話が少しずつ形になっていきました。
お酒の席で語り合った夢が、本当に一つの商品として完成したのです。
私はいつも思います。
良い商品は工場だけで生まれるものではありません。
人と人との信頼関係があり、お互いを尊敬し合い、「お客様に喜んでいただきたい」という同じ想いがあってこそ、本当に価値あるものが生まれるのだと思います。
この木目込みの下駄を見るたびに、全国の物産展で語り合った夜の時間を思い出します。
浅草で100メートルの距離にある二つの老舗。
でも、そのご縁は全国の物産展で育まれ、浅草で一つの形になりました。
これからも箱長は、人とのご縁を何より大切にしながら、新しいものづくりに挑戦していきたいと思います。
